電磁気学の考え方

最近ちょっと脱線しすぎだったので、軌道修正しようと思います。

電子工学科の学生なのに電磁気学が分からないのはまずいだろうということで、電磁気学。
相性が悪いのか何なのか、どうも電磁気学が苦手だったのです。

大学に入って1年半の間、何だかんだで電磁気学に関する講義を履修していたにも関わらず。
しかも、なぜか全部単位を取得できているにも関わらず。

マクスウェル方程式が何なのか、さっぱり分からない。

この著者が「物理の考え方」というシリーズで5冊の本を書いています。
そのうちの「量子力学の考え方」が教科書に指定されていて、読んでみたところ面白い。
シリーズの5冊を全部買って、「相対性理論の考え方」と「力学の考え方」を読みました。

そして、やっと「電磁気学の考え方」に至ったのでした。
・・・苦手意識で、どうも始められなくて。

でも、もっと早くに読んでおけば良かった。
まるで物語を読んでいるような感覚で、電磁気学のストーリーが頭に入ってきました。

まるで・・・じゃなくて、本当に物語を読んでいるんです。
各章の終わりに登場人物という欄があるのも納得できます。
登場人物というのは、マクスウェルだったり、ファラデーだったり、アンペールだったりするのですが。

このシリーズの本には、それぞれの科学者がどういう発想でもってその法則に至ったのかを書いてあります。
だから、法則の進化の過程が見えます。
アンペールの法則が一般化されて、アンペールマクスウェルの法則になるように。

静電ポテンシャル、アンペールの法則、ビオ・サバールの法則など、苦手意識の根が綺麗になくなりました。
そして、電磁気学の様々な法則がまとまったマクスウェル方程式が何を意味しているのか。
電気と磁気がどのようにして一つにまとまるのか。

苦手意識が一つ減りました。
春休みのうちに、もう一つ苦手意識を消してしまいたい。
何かと言えば、半導体デバイス。
これも、どうにもスッキリと頭に入ってこないのです。

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