Linux(3)

シェルのコマンド、その2。

chmod アクセス権 対象のファイル
アクセス権を変更する。

アクセス権の指定法は2種類。
・変更内容を指定する。(ex.o+r、その他に読み込みの権利を与えるの意)
・直接指定する。(ex.664)

ln 参照するファイル リンク名
ハードリンクを作成する。

-s:シンボリックリンクを作成する

locate 検索パターン
ファイルを検索する。
あらかじめ、updatedbをする必要があるが高速。
検索パターンを指定して検索するときは、シングルクォートで囲む。

updatedb
ファイル名データベースの更新。
スーパーユーザー権限が必要。

find 検索開始パス 評価式
ファイルを検索する。
細かい指定が可能でupdatedbも不要。
ただし低速なので広範囲の検索には向かない。

-name:ファイル名で検索
-user:所有ユーザー名で検索
-type:ファイルタイプで検索
-mmin:タイムスタンプで検索

alias エイリアス名=’コマンド’
エイリアスを設定する。
要するに、コマンドの塊に別名をつける機能。

alias ls=’ls -l’とすれば、lsだけで詳細表示ができる。
長いコマンドを短くまとめられるので便利。

引数を省略すると設定されているエイリアスが全て表示される。
大学のパソコンのエイリアスを表示させてみると親切設定なのが分かる。

unalias エイリアス名
エイリアスを解除する。

printenv ‘環境変数’
環境変数を表示する。
引数を省略すると環境変数の一覧が表示される。

echo 引数
引数をそのまま出力する。
文字列を表示させるときは、シングルクォートで囲んで。
echo $USERのようにして環境変数を表示させることもできる。

-n:文字列を表示させたあとに改行しない

export 変数名
シェル変数を環境変数にする。

ps
プロセスの状況を表示する。
Process Statusの略。
大学のパソコンでaオプションを使うと誰がログインしているか分かる。

a:全てのユーザーを対象とする
u:ユーザー向けのフォーマットにする
x:制御端末を持たないプロセスを含む
f:親子関係を表示

pstree ユーザ名
プロセスの関係を樹形図で表示。
ユーザ名を省略すると、initから始まる全ユーザーのプロセスを表示する。

kill シグナル プロセスID
プロセスを終了させる。

シグナル。
-SIGHUP:プロセスの停止
-SIGTERM:プロセスの終了(これがデフォルト)
-SIGKILL:プロセスの強制終了

jobs
ジョブの状況を表示。
普通はジョブが終了してから次の入力を受け付けるので何も表示されない。

fg %ジョブ番号
指定したジョブをフォアグラウンドに移行させる。
ジョブ番号はjobsで確認されたし。

bg %ジョブ番号
指定したジョブをバックグラウンドに移行させる。

cat ファイル名
ファイルの内容を標準入力に出力。
普通はファイルの内容を画面に出力という意味。
わざわざエディタを開いたり閉じたりしなくて良いので便利。

-n:行番号を付与する。

tac ファイル名
ファイルの内容を逆順に表示。
catの逆というダジャレ。

wc ファイル名
テキストの何かしらを数えて出力する。
オプションを何も指定しないと、「行、単語、バイト、ファイル名」が出力される。

-c:バイト数を数える
-l:行数を数える
-m:文字数を数える
-w:単語数を数える
-L:もっとも長い行の長さをバイト数で出力する

tee ファイル名
標準入力をファイルと標準出力の両方に出力する。
パイプの途中に挟むことで、処理の途中でファイルに出力できる。

nl ファイル名
テキストデータに行番号を付与する。

ed
ラインエディタを起動。
正直使い方は良く分からない。
うっかり起動してしまった場合はqで終了してください。

sed
ストリームエディタ。

more ファイル名
ページャmoreを起動する。
最後まで見ると自動的に終了する。

表示中。
Enter:1行進む
space:1画面進む
q:中断

less ファイル名
moreの多機能版ページャ。

表示中。
カーソル:1行ずつ移動
f,b:1画面ずつ移動
g,G:先頭または最終行へ移動
q:終了

head [-n 行数] ファイル名
先頭から指定した行数だけ表示。
行数を省略すると、10行だけ表示する。

tail [-n 行数] ファイル名
headの末尾バージョン。

-f:ファイルが変更されるたびに出力する

grep 検索パターン ファイル名
正規表現で検索する。

-n:マッチした行の行番号も表示
-c:マッチした行数のみ表示
-A 行数:マッチした行の指定行後まで表示
-B 行数:マッチした行の指定行前まで表示
-C 行数:マッチした行の指定行数の前後まで表示
-i:大文字と小文字の区別をしない
-v:条件に一致しない行を表示

diff ファイル1 ファイル2
ファイルの内容の比較をする。
<:ファイル1にのみ含まれる行
>:ファイル2にのみ含まれる行

tr 文字1 文字2
文字1を文字2に置き換えるテキストフィルタ。

-c:文字1にマッチしない文字をすべて文字2に置き換える(Complementの意)
-d:文字1にマッチする文字をすべて削除する(Deleteの意)
-s:変換を行った結果として文字の重複が起きた場合、1字にまとめる(Squeezeの意)

nl [ファイル名]
テキストデータに行番号をふる。

-v 開始番号:開始番号を指定する
-i 増分:1行ごとの増分を指定する
-n ln:左詰め
-n rn:右詰め
-n rz:右詰め、かつ0埋めを行う
-s 区切り文字:行番号との間の区切り文字を指定する
-w 幅:行番号の表示幅を指定

sort [ファイル名]
ソートする。

-f:大文字と小文字の区別をしない
-n:数値として評価する
-r:降順で並べ替える
-k 列:列を指定してソート

uniq [ファイル名]
重複のある行を削除する。
ただし隣り合わせになっていないと重複とみなされない。

-d:重複している行のみを抽出

cut [ファイル名]
特定の列を切りだす。

-f 列:切りだす列の指定
-d 文字:区切り文字を明示

paste [ファイル名]
指定したファイルをそれぞれ列として合成する

-d:区切り文字の指定

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