MATLABクローン

MATLABすげーと感動しきりの今日この頃。
そう簡単には書けないであろう有限要素法のプログラムも、これなら書けそうなくらい。

変数の扱いが行列である以外は、ごく普通の言語です。

行列演算という、たったそれだけのことで、プログラムがいかに簡潔になるか。
それに最初に気付いた人は凄い。

良く考えると、配列演算のために、しょっちゅうforループを回しているんですよね。
それが行列の積の形にすると、一発で表現できるから楽。

・・・が。
MATLABというソフトは、ウン十万もして個人で使えないのが難点。
大学のライセンスで使えるかと思ったら、条件を満たせずアウト。

そこで登場するのが、Scilab。
「MATLABのクローン」と言われたりもしますが、「似てる」くらいのもんです。
もちろん行列演算はできるけど、MATLABのソースそのままでは、十中八九エラーを吐きます。

Windows版もあって、それが簡単にインストールできるのが良い。
上は、Windows Vistaで動作させているところです。

円周率πはMATLABでは’pi’ですが、Scilabでは’%pi’です。
そして少し複雑な関数は基本的に使えません。
クローンと呼ばれちゃってるだけで、製作元はあまり互換性を意識していないようなので仕方なし。

それに対して、octaveというソフトは互換性が高い。
Scilabで使えなかった関数をいくつか実行させてみましたが、ちゃんと動きました。

動かない関数もありますが、言語体系自体はMATLABとほとんど差がないと思います。

こちらは、Ubuntuで動作させたところ。
Windowsでも動きますが、残念ながらcygwin上に限ります。
ここはScilabに劣るところかもしれません。

個人的な感想としては、
MATLAB > octave > Scilab
という感じでした。

Scilabじゃ不足だけど、octaveで十分といった感じ。
これからoctaveユーザーになろうと思います。

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