電子レンジと携帯電話の実験

モクセイの香りを去年知り、今年は一人で知覚することができました。
秋ですねー。

ノーベル物理学賞が発表されましたが、今年のは何が何だかさっぱりです。
非対称性の理論化って何?

ノーベル賞に触発されたわけではないけど、前から気になっていたことを実験してみました。
携帯電話を電子レンジに入れたらどうなるのかなー。

・・・決して「あたため」とかをするわけではなく、単に入れるだけです。
どちらも似たような帯域の電波を使っているはずです。
電子レンジを使っているときに近くで携帯電話を使うと雑音が入るはずです。

予想「圏外になる」

電子レンジで猫をあたためた話があります。
生き物が死んでしまうくらいの電磁波を使っているわけです。
でも、電子レンジがまわってる前でボーっと中を眺めていても死にはしません。

電子レンジは金属の箱でできていて、電磁波を遮断するようにできています。
前面に関しては中が見えるようにガラスもしくはプラスチックです。
それでも、網目の金属によって電磁波を遮断しています。

話がそれるけれど光も電磁波なので、すべての電磁波を遮断したら結局、中は見えません。
正確にはマイクロ波を遮断するということです。

・・・ということは。
同じ帯域の電磁波を使っている携帯の電波も電子レンジのシールドによって遮断され、圏外になるのでは。

まず、実験系です。

ガラスに反射して写真がうまく撮れないので、中にライトを入れました。
同時に電子レンジの外の電気は全て消しました。
あとはレンジの中に携帯を置くだけ。

しっかり、三本立ってます。

ここまで確認したところで、いざ扉を閉めます。

結果「圏外にはならなかった」

・・・けれど。

一本!
確かに遮断されているといえるでしょう。
少し電波が残った理由はいくつか考えられます。

・電子レンジの前面の金属は、100%の電磁波を遮断するわけではない。
 →だから、電子レンジの近くで携帯を使うと雑音が入るのでした。

・そもそも、電子レンジと携帯電話の電磁波の波長は完全に一致しているわけではない。
 →レンジの前面のシールドの穴の大きさはレンジの電磁波の波長に最適化されているはず。

・携帯電話の増幅回路が素晴らしすぎたとか。
 →マイクロオーダの電力を増幅しているのだもの。

終わり!

コメント

タイトルとURLをコピーしました