1週間でiPhoneアプリを作るまでの記録

自分の性能

まずは、自分の性能です。(プログラミング言語に関する基本的な素養はあるつもりです。)

  • iPhone: 持っていない
  • Mac: 持っていない
  • Objective-C: 知らない
  • C言語: 授業で習った程度
  • 普段: PHPばかり使っている

というところから、Objective-Cとか、iOS SDKとか、そもそもMacの使い方とかを勉強しながら、iPhoneアプリ版ヒマボタンを作りました。

1日目(3/15)

書籍を購入

「よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書」という本を読み始めました。

よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書

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Interface Builderが楽しそう!

C言語を使うということで妙に敷居が高い印象を受けていましたが、勉強を始めてみると案外そうでもなさそうです。

意外にも画面設計はGUIでできるということを知りました。

Interface Builderという画面設計用のアプリケーションを立ち上げて、画面領域にペタペタとパーツを貼り付けます。

たとえば、テキストボックスだったり、ボタンだったり、そういうものを貼り付ければ画面が完成。

なんと、画面を作るのに、プログラミングは一切不要!

2日目(3/16)

MacBook Proを購入

Appleの陰謀により、iPhoneアプリはMacでしか作れません。

そういうわけで、これまでiPhoneアプリ制作にはあまり気分が乗りませんでした。

でも本を読み始めて「なるほど、これなら作れそうだ」ということで、思い切ってMacBook Proを購入しました。(ヤマダ電機で106,800円+ポイント15%のもの)

(※ WindowsユーザーにとってはMac購入が最大の壁。)

Xcodeをインストール

初めてのMacで戸惑いながらも、Xcodeという統合開発環境をインストールしました。

ウィンドウがごちゃごちゃ開いて使いにくいですが、とりあえずiPhoneアプリが作れる環境が整いました。

3日目(3/17)

書籍を読み終わる

非常に分かりやすい本で、合計4時間弱であっという間に読めました。

iPhoneアプリの作り方と、Objective-Cの簡単な使い方だけ、ざーっと学んで、あとはWEBで検索したりしながら開発を進めていく作戦です。

iOS Developer Programに申し込む

iPhoneアプリの実機テストおよび公開のためには、iOS Developer Programに申し込む必要があります。

これは年額$99(10,800円)です。

オンラインのApple Storeで購入手続きをしました。

Hello Worldが完成

そして、この日、Hello Worldができました。

と言っても、Interface Builderさんのおかげで、実際にはObjective-Cを一切書いていません。

ただ、画面に「Hello World」というラベルをペタっとしただけ。

4日目(3/18)

ヒマボタン for WEBをリリース

なんとなくiPhoneアプリの作り方は分かったけど、「じゃあ何を作ろうか?」ということで、ヒマボタンというごく単純なアプリを考えました。

iPhoneアプリといえど、WEBと連携して色々できたら楽しいです。

というわけで、まずはWEB版を作り、それのAPIを利用してiPhoneアプリを作ろうという魂胆です。

ヒマボタン for WEBをリリース

http://choilog.com/katty0324/blog/10

PHPは随分使い慣れたので、これはすぐに作れました。

Androidアプリの勉強を開始

片手間でAndroidアプリの勉強も始めました。

どうせならふたつの違いを噛みしめながら両方習得したいということで。

iOS Developer Programのアクティベーションに失敗

要するに実機テストと公開がお預けになりました。

これは日本語圏の人は全員失敗するという噂です。WEB上にも対応策がたくさん書かれていたりするのに、Appleがきちんと対応しない理由は不明。

仕方ないので、サポートに問い合わせ中。(こういうので公開が遅れるのは嫌ですね。)

5日目(3/19)

ヒマボタン for iPhoneの開発に着手

だいたいの機能はWEBで作ってあるので、それをiPhoneアプリに移植するような作業です。

久しぶりにポインタとかクラスとかを考えながらプログラミングして、エラーを吐きまくりながら、とりあえず作業を進めます。

実行中にエラーになるとドカンとアプリが強制終了します。

この日はドカンドカン祭りでした。

6日目(3/20)

完成!

そして、完成です。

ただし、実機テストはしていません。

(権限がもらえないんだから仕方ない・・・)

タブで3画面を切り替えながら、ユーザー登録、ログイン、ボタンを押す処理、グラフを見る処理ができます。

まとめ

iPhoneアプリを作るのに、妙に高い壁を感じていましたが、やってみるとそうでもなかったです。画面にぺたぺたと部品を貼って、あとはその部品に何か起きた時の処理を書くだけ!

Visual Basicがプログラミングの入門にちょうど良かったように、iPhoneアプリも入門にちょうど良いかもしれません。(オブジェクト指向、ポインタなどの中級向きの概念はありますが)

そして、市場は世界に開かれていて、日本だけでも数百万人のユーザーがいるiPhoneです。

「ちょっと良いかも?」と思った人は、早速始めてみてください!

コメント

  1. […] iPhoneアプリをリリースしたのはこれが初めてで、勉強しながらの開発となりました。(iPhoneアプリ開発自体では、ヒマボタンという素晴らしいアプリの開発経験があるのですが、このアプリは残念ながら僕のiPodにしか入っていません。) […]

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