マネジメントに必要なのは情報を公開する覚悟

最軽量のマネジメント

この本を読みました。
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最軽量のマネジメント
サイボウズの組織についての話です。サイボウズといえば、メディアなどを見ていて「ティール組織的な会社なのかな?」と認識しています。ティール組織については、以下のブログでも書きました。
ティール組織には、チームリーダーがいなくて、役割ごとのリーダーがいる

マネジメントに必要なのは情報を公開する覚悟

この本の一番良かったなと思ったところは、「マネジメントに必要なのは情報を公開する覚悟」っていうところです。
マネージャーは色々と背負いすぎてて大変すぎませんか、ってうのに対して、どうしたら楽になるかというと、「情報を公開すること」というのが書いてあります。

情報を分断して他の人を出し抜こうとするのは非効率

昔は、マネージャーとか地位の上の人は、組織構造的に情報をたくさんもっていて、その情報格差を使って地位を保っていました。
でも、インターネットのおかげで、情報の流通速度が上がってしまったので、情報格差で地位や権威を保つのは不可能になりました。
むしろ、どうせ伝わる情報を隠そうとすることは非効率で、情報を公開するほうが良い時代になりました。

情報を公開すると、メンバーがマネージャーの役割を担える

マネージャーがメンバーみんなのやりたいこととかを聞いて、「じゃあこれをやってみたら」と機会を与えることがあります。
でも、メンバー全員がお互いのやりたいことを知ってれば、マネージャーが関わらなくてもお互いにそういう環境を作り上げることができます。
情報を公開してメンバーで共有することで、マネージャーの役割の一部をメンバーが担うことができます。そうすると、マネージャーは楽になって、もっと重要な仕事に取り組むことができます。
だから、「最軽量なマネジメント」に必要なのは、情報を公開する覚悟、というわけです。

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