就活生にもオススメの物凄く分かりやすい決算書の読み方の本

最近、企業価値の評価の手法を知りたいと思い、手始めに簡単そうな決算書の読み方の本を手にとりました。実際に読み始めてみたら、これが物凄く分かりやすかったです。

そういうわけで、「決算書の読み方なんて全然知らないけど、興味はある」とか「知っておきたい」という方に全力でオススメします。


ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術

具体的には、前半では財務3表の読み方が、後半では減価償却などの会計上の手法のいくつかが紹介されています。このブログでは、この本の財務3表の説明を元に、試しに総合電機メーカーの2社を比較してみました。

貸借対照表

貸借対照表の基本的なポイントは、自己資本比率と流動比率。

自己資本比率 = 純資産 ÷ 負債
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債

資産の規模は、東芝が約6兆円、三菱電機が約3兆円で、東芝が約2倍です。

自己資本比率は、三菱電機が35.1%で、東芝の21.6%よりも高く、返済の必要のあるお金が少ないので、比較的安全といえるようです。

流動比率は、東芝の113%に対して、三菱電機が153%で、三菱電機の方が短期的に「現金が増える要因の方が減る要因より多い」といえます。いずれも100%を超えているので、短期的に負債による返済が滞るような事態には陥らないといえます。

損益計算書

損益計算書に関しては、出てくる単語が「売上」とか「利益」で、馴染みがある人も多いと思います。

ここでは簡単に。売上高は、東芝が約6兆円、三菱電機が約3兆円でやはり東芝が2倍近いんですが、営業利益率で見ると、東芝が3.3%に対して、三菱電機が6.2%で少し高いです。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書というのが、会計の勉強を始めるまで聞いたこともなかったのですが、どこから現金が入ってきて、どこに出て行っているかを表しています。

営業活動によるキャッシュフロー、投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフローの3種類に分けられて、それぞれがプラスかマイナスかで「経営のモード」のようなものが理解できます。

ちなみに東芝は営業活動で得た現金を、投資活動と財務活動に使っています。この本では「優良タイプ」と書かれていますが、製品を販売して得た現金で、将来に投資をし、抱えている借金を減らしている、ということです。

三菱電機は、営業活動で得た現金だけでなく、財務活動でもお金を得て、それを投資活動に使っています。これはつまり、製品を販売して得た現金に加えて、銀行などから借りたお金を使って、将来に向けて投資をしているということです。この本では「積極投資タイプ」と書かれています。

まとめ

そんな感じで、財務諸表のどこを見たらいいのかがスッキリ分かりました。

とても読みやすいので、企業研究などをされている就活生の方にもオススメです!僕が就活をしていたときは売上や利益率は見ていましたが、貸借対照表やキャッシュフロー計算書までは見ていませんでした。読み方が分かると、会社の将来性やどういう方針で経営をしているかなどが見えて、判断材料が増えてとても良いと思います。

物凄く分かりやすいのでぜひ!

(別の会計関連の本で、「ストーリーでわかる財務3表超入門―お金の流れで会計の仕組みが見えてくる」という本も読んだのですが、こちらもとても良かったです!ストーリー仕立てになっていて、実際の財務3表の読み方というより、考え方などを理解するのにとても役立ちました。)

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