指標の設定

Figure Of Meritという言葉があります。

学生の時に論文を読んでいて知った言葉なのですが、日本語にすると「すごさ指標」です。FOMと略します。

指標というと単純なものから複雑なものまでありますが、Figure Of Metritは単純な指標を組み合わせた複雑な指標であることが多いです。

指標を設定すると複雑な比較ができる

何かと何かを比較するときに、Figure Of Meritは活躍します。

僕は以前まで、にんにくは中国産を買っていました。3個入り98円で安かったからです。しかし、ある時に1個で198円の青森県産を買ってみたら、その美味しさに感動し、それ以来青森県産を買うことが多くなりました。

にんにくの比較なのですが、今までは

すごさ指標 FOM = 個数/価格

で選んでいましたが、

すごさ指標 FOM = おいしさ×個数/価格

に変えたということです。

おいしさは定量化しにくいので、結局はざっくりとした比較です。ですが、こうやってFigure Of Meritを設定してやると、いろんな要因が絡むものでも比較がしやすいです。

指標の設定を誤ると世界を誤った方向に導いてしまう

エコカー減税の基準は、「燃費が良いほど減税率が高い」ということになっています。概して燃費の悪い重い車は不利なので、その基準には車重も含まれているそうです。

すごさ指標 FOM = 燃費×車重
(※ 厳密にはこうではないです。)

たとえば自動車メーカーの上司から、「エコカー減税の減税率の最も高い車を作れ!」という命令が来たとします。ようするに「このFOMを最大化しろ!」というミッションがきたとします。

そうすると、技術者は当然燃費をあげようと努力するのですが、ある程度限界を迎えたところで「車重の項があるじゃないか?」と気付き、燃費を多少犠牲にしてでも重たい車を作った方が効率良く減税してもらえることを利用するかもしれません。

FOMは良くなるのですが、減税のために重たい車を作ったところで、それはエコではありません。

FOMを設定するということは、それを最大化してパフォーマンスを上げようとする人がいます。努力の末、FOMを最大化したときに得られたものが、あまりよろしくないものであったら世界は誤った方向に進んでしまいます。

リーダーは正しい指標を示してみんなを引っぱらなければいけない

だからFOMを設定するときは、それを達成した先に、確かに明るい未来があるように設定しなければなりません。

もちろん、そんなに簡単なことではないです。でも、目指すべき指標を安易に決めてしまうと、変な方向に進んでしまうかもしれないです。

(WEBサービスの成長を追うような場合は、複雑な指標を設定しても、運用の何がどう影響しているのか分からないですし、どこに努力を向けたらいいのか分からなくなるので、僕はシンプルにPVとかDAUとか売上とかを追うほうが良いんじゃないかなと今のところは思っています。)

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