「Intel Edisonを使ってプログラムからLEDの点灯制御をする。」に続いて、Intel Edisonで家庭用100V電源の制御をしてみます。
やっていることはほぼ同じですが、駆動する回路がちょっと大きくなります。
家庭用100V電源の制御
部屋の照明を光らせるくらいのことを考えると、トランジスタと乾電池では不足です。100V電源にトランジスタを繋ぐと溶けてしまうので、大きい電圧に耐えられるリレーを利用する必要があります。
以前にも、同じようなことをしていました。
家庭用100V電源の制御
プログラムで時間をおきながら、電源をオン・オフするようになっています。動画を撮っていました。
このときは、古いタワー型のパソコンのパラレルポートから信号を出力していましたが、今はSDカードサイズのEdisonから同じことができてしまいます!
パラレルポート
リレーを駆動する回路の作成
リレーの駆動回路については、とても分かりやすいページがありました。
電子回路におけるリレー使用上のご注意 | 制御機器 | 電子デバイス・産業用機器 | Panasonic
これを参考に回路図をおこしました。
交流電源と電球の回路記号がなかったので、右半分がちょっと雑です。
前回同様にブレッドボードに回路を組みます。100Vを繋ぐので慎重にやります。
Edisonと並んでいるのがリレーです。
動作を確認
駆動する対象が、LEDから家庭用の照明に変わりますが、操作の仕方は同じです。GPIOでローレベルを出力します。
echo 0 > /sys/class/gpio/gpio13/value
この場合は、照明はオフです。
続いてハイレベルに切り替えます。
echo 1 > /sys/class/gpio/gpio13/value
光ります!
この時、Editonが1.8Vのハイベル信号を出力し、トランジスタのコレクタ電流が流れます。この電流がリレーの電磁石を駆動し、リレーのスイッチがオンになります。リレーに100V電源をつないでいるので、照明に交流100Vがかかり、点灯します。
これでプログラムから自宅の電源を操作できるようになりました!ここから応用のアイデアを考えたいです。