家庭用の交流100V電源をトランスで降圧したところで、今度はダイオードブリッジを使って直流電源に変換してみます。
ダイオードブリッドはダイオード4つの回路
ダイオードは、一方向にしか電流を流さない半導体素子です。
絶えず流れる方向を変える交流電源をダイオードにつなぐと、片方向にしか流れないので、交流電源の半分が殺されます。この状態が半波整流です。
殺される半分を活かすためには、ダイオードを3つ追加してブリッジ回路にすれば良く、この状態を全波整流といいます。
やってみた。
トランスで交流33Vに降圧した電源をダイオードブリッジに繋ぎます。このダイオードブリッジも何の目的で買ったか忘れましたが、定格200Vの6Aという強い素子だったので、ありがたく使います。
直流電圧が30.03V。
交流電圧が14.51V。
オシロスコープとかはないので、実際どんな波形をしているかは想像するしかないのですが、かなり揺らいでいる電源です。
平滑コンデンサを入れる
交流電圧が15Vもあっては直流電源とは呼べません。これを解決するのがコンデンサです。
なんちゃって直流電源にコンデンサをつなぐと交流成分が除去されます。
直流44.6V。
交流0.03Vになりました。
お見事。この測定をする時にうっかり耐電圧の10Vのコンデンサを繋いで熱々になりました。もう少しでロケットが発射されるところでした。気をつけましょう。
正負電源を作る
どうやってここから正負電源にしたら良いのかなと調べていたら、トランスから中間の電位をとって、直流の高電位側を正電源、低電位側を負電源にすれば良いと分かりました。
正負両側にコンデンサを入れておきます。
測定。
正電源は14.98V
負電源は、-14.97V。
これまたお見事。
これで交流100Vから直流の正負電源ができたので、あとは経験のある世界に持ち込めました。
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