ADC0808(3)

ADC0808のピン配置を確認。

こういう図を見て、まず分からないのが、入力なのか出力なのかです。
そこで、信号の方向を意識しながら、ピンを見ていきます。

その前にまずは電源から。

Vcc(11pin)、GND(13pin) → 電源
GNDからVccに向けて5Vを与えておけば良し。

そして、入力信号を見ていきます。

Vref(+)(12pin)、Vref(-)(16pin) → 入力
電源つながりですが、参照電圧。
Vref(+)をVccに、Vref(-)をGNDに繋いでおけばとりあえず良し。

電圧のレンジを変えたければ、ここの値を適当に設定すれば良いようです。
ただし、参照電圧の平均値は、電源の中央にしなければならないようです。
要するに、電圧レンジの真ん中は2.5Vにしとけということです。

CLOCK(10pin) → 入力
クロックなので、とりあえず揺れていれば良し。

IN0(26pin)、IN1(27pin)、IN2(28pin)、IN3(1pin)、IN4(2pin)、IN5(3pin)、IN6(4pin)、IN7(5pin) → 入力
この8本はアナログ信号の入力ピンです。
8chなので、8本。
実際にどのピンのアナログ値をAD変換するかは、次のピンで与えます。

ADD A(25pin)、ADD B(24pin)、ADD C(23pin) → 入力
ADDはaddressの略。
8本あるアナログ値のうち、どれを変換するかを、デジタル値で与えます。

8本の選択のために、3bitの信号が必要。
たとえば、CBAが101なら、IN5のアナログ値を変換するという具合。

ALE(22pin) → 入力
Address Latch Enableの略。
3bitでアドレスを指定したら、このピンにパルスを入れて、アドレスを確定させます。

START(6pin) → 入力
アドレスを確定させたら、変換をスタートさせます。
今度は、このピンにパルスを入れると、変換が開始してEOCが立ち下がります。

OE(9pin) → 入力
Output Enableの略。
変換終了を見計らって、今度はOEにパルスを入れます。
するとデジタル信号の出力が出ます。

ここにパルスを入れるまではデジタル出力が出ないので注意。

最後に、出力を見ます。

EOC(7pin) → 出力
End Of Conversionの略。
変換中だけLレベルを出す出力ピンです。
つまり、変換開始してから、このEOCを何回かチェックしてみてHレベルに立ちあがったら変換終了ということです。

2-1(21pin)、2-2(20pin)、2-3(19pin)、2-4(18pin)、2-5(8pin)、2-6(15pin)、2-7(14pin)、2-8(17pin) → 出力
この8本にデジタル値に変化した信号が出ます。
配置がバラバラなので注意。

・・・以上がデータシートと睨めっこした結果です。

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