「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義
この本を読みました。
「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義
水野学さんの本としては、以前に「センスは知識からはじまる」という本も読みました。こちらの本については、「センスはひらめきじゃない。知識によって再現できる。」というブログに書きました。
売れるための3つの方法
この本には、売れるための3つの方法が書かれています。
1つ目は、発明をすることです。商品自体が、今までにない新しい価値を提供できれば、売れます。
2つ目は、ブームを作ることです。つまり、世の中で話題になることです。そのために広告キャンペーンなどを打ったりします。
しかし、だんだんと発明もしつくされてきて、これらの方法で売れるのは難しくなってきています。
そして3つ目の方法です。3つ目は、ブランドを作ることです。
ブランドとは何か
ブランドとは何でしょうか。
この本には、ブランドとは、「らしさ」である、と書かれています。ある商品を見たときに思い浮かべるイメージがあります。この「らしさ」と感じるものが、ブランドです。
ブランドには、思いなども含めた色々な魅力があって、それに共感するから、そのブランドを見て買おうとします。
ブランド作りは、見え方のコントロール
具体的にどうやってブランドを作っていけばいいかという疑問が浮かびます。
ブランドは、小石を積み上げていくように構築されていきます。小石というのは、ブランドから発信されるあらゆるアウトプットのことです。小さなアウトプットをたくさん積み上げてブランドは構築されます。
積み上げていく小石の一部でも、「らしさ」のないものが混ざってしまうと、ブランドは構築できません。
ブランドを作るのは、この一つひとつのアウトプットをコントロールすることです。