「すぐやるチーム」をつくるたった1つの考え方
この本を読みました。
チームが思い通りに動かないのはなぜか
チームが思い通りに動かない、簡単にできると思ったことがなかなかできない、ということありますよね。
その原因は、モラル感覚が合っていないこと。
人には、スキルとモラルの2軸があります。
スキルは簡単に想像できます。思い通りに動かない時、「スキルが足りないのかな?」と思いますよね。しかし、重要なのは、スキルではなくモラル感覚です。
では、モラル感覚とは何でしょうか。
モラル感覚とは何か
モラル感覚をあわせるというのは、「どちらも正解といえるような問いの答えを合わせること」です。
どちらも正解といえるような問いの例として、遅刻をしそうな時の対応の仕方が挙げられます。遅刻をしそうな時、さらに到着が遅れてもまず連絡をする方が良いのか、連絡ができなくても1秒も早く到着するほうが良いのか。
人によって意見が分かれそうですが、こういった答えの感覚を合わせることが、良いチームを作る条件ということです。
みんなの判断基準を揃える
つまりモラル感覚を合わせるというのは、判断基準を揃える、ということだと思いました。
この本では、モラル感覚を表現したルールブックを作る、という手法も書かれています。
チームの中でモラル感覚の一致していない部分は明文化したり、細かく指示をしていきます。そして、モラル感覚が一致してきたら、細かい指示はせず任せておいても、うまくチームは機能する、ということです。