この本を読みました。
シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング
チームメンバーの個別の事情を考えないとパフォーマンスが発揮できない
ティール組織についてでも書きましたが、情報量が増えた今の知的労働では、上司がすべての情報を把握して、部下はそれに従うだけ、というのは不可能になりました。
その上で、個人の事情や価値観も多様化しています。
社員をただの労働力と捉えて、マニュアル通りに働いてもらうのでは、会社も個人も成長できなくなってきました。
上司も部下が何をどのようにしているか把握できていない事例が広がっています。ですから、上司が部下に益々成長の支援ができない環境になってきつつあります。(p.32)
どれだけチームメンバーについて知っているか
そういうわけで、チームメンバーについて、個別に理解をして、それぞれに最適な成長の支援をしていく必要があります。
しかし、みんなのことをどれだけ理解しているかというと、まだまだ全然です。
- 出身地はどこか、兄弟構成はどうか
- 週末はどういうことをしているか
- 将来どうしたいか
- どういうことでやる気が上がるか
- 社内に苦手な人がいるか
もっと今の状態を把握して、理解をして、関係を構築していかないと、会社も個人も成長が止まってしまいます。
定期的に1対1の面談の時間をもつ
そのために有効な方法が、1on1です。
1on1というのは、週に1回など定期的に、30分〜1時間の時間をとって、1対1で話すことです。
話すことは、プライベートのことから仕事のことまで、色々です。信頼関係を作り、会社の戦略などを共有し、成長を支援する時間です。
- プライベート相互理解
- 心身の健康チェック
- モチベーションアップ
- 業務・組織課題改善
- 目標設定・評価
- 能力開発・キャリア支援
- 戦略・方針の伝達
僕も少し前から1on1をはじめましたが、チームメンバーの個別の事情をもっと良く理解して、成長できるように支援できるようにしていきたいと思っています。