最高の結果を出すKPIマネジメント
KPIマネジメント、という本を読みました。
組織で事業をやっていると、目標を決めたり、振り返りのために、KPIの設定をする場面があります。
どういう風にKPIを作るとよいのだろう、という疑問があり、この本を読みました。
KPIを作る前に、KGIを決める
KPIを作る前に、まず最初にやることは、KGIを決めることです。
KGIというのは、Key Goal Indicatorの略で、目指すゴールを決める、ということです。
ゴールを決めてもいないのに、指標を作り始めても、良い指標にはならない、ということです。
KGIを決めたら、それを達成するための最も重要な要素CSF(=Critical Success Factor)を見つけます。
そして、CSFの達成を指標化して、KPI(=Key Performance Indicator)を決めます。
あとは、実際に運用してみて、CSF、KPIを見直すというのも大事です。
KPIに必要な3つの要素
では、ゴールは決まって、そのための要素も決まった上で、どういう指標を選ぶと良いのか?
この本に書いてある、KPIの要素がとても分かりやすいです。
まず、整合性です。
KPIを達成したら、ゴールが達成できるという、理屈が通っていることが必要です。
ゴールと論理的に繋がっていないKPIでは使い物になりません。
次に、安定性です。
常に正しく、KPIをモニタリングできることです。
1年に1回しか観測できないとか、大きな誤差が伴っている指標を使う、とかでは成果を出すのは難しいです。
次に、単純性です。
誰でも、KPIの構造を理解できることが必要です。
理解できないKPIに向かってがんばろうとは思えないですよね。
バカの壁と不安の壁とは
KPIは、シンプルで1つに絞ったほうがいいです。
シンプルさについては、先に述べた通りですが、1つに絞るというのも重要です。
複数のKPIを追おうとすると、各自の判断で勝手に片方は優先度を下げられてしまうことがあるからです。
本当に重要な1つのKPIにして、それだけを目指すのが一番健全です。
しかし、シンプルで1つに絞ってKPIに設定するというのには、2つの壁があります。「バカの壁」と「不安の壁」です。
バカの壁というのは、シンプルなKPIにすべきだが、「単純すぎてバカだと思われるのでは」と思って、KPIを複雑にしてしまうというものです。
不安の壁というのは、KPIは1つに絞るべきだが、「その1つが失敗したらどうしよう」と思って、複数のKPIを設定してしまうというものです。
バカの壁と不安の壁を超えて、良いKPIを設定できるようになろうと思います。