理系リーダーは、メンバーのペースメーカーになる

マネジメントの悩みがスッキリ解消 「理系リーダー」の教科書

「理系リーダー」の教科書という本を読みました。

マネジメントの悩みがスッキリ解消 「理系リーダー」の教科書

ソニーで、リーダーになったものの失敗。その後再度リーダーになる機会があって、やり方を見直した、という著者の話です。

理系人間の特徴を理解する

この本には、いろいろな理系の特徴が書かれていますが、「あるある」と思うものばかり。

完璧主義で、自分のやり方にこだわりを持っている、とか。
理論的に道筋を立てて、物事をすすめる、とか。

でも、リーダーに関わってくる特徴としては、「人に頼むのが苦手で、一人で仕事を完結させたいと思う」ということだと思いました。

理系リーダーはペースメーカーになるのがよい

いわゆるリーダーというと、カリスマ的な人望があって、的確な指示をして、メンバーを引っ張っていく、というイメージがあります。
でも、理系の特徴を考えると、いわゆるリーダーのふるまいは難しいです。

そこで、自分が前に出ずに、メンバーを前に出し、自分はペースメーカーになる、という方法がよいと書かれています。

大方針を見える化する

あれこれ指示して引っ張っていくリーダー像もあります。
一方で、ゴールとスケジュールだけ決めて、自分は前に出てこないリーダー像というのもあります。

最終的には、チームで成果が出せれば良いので、いわゆるリーダー像にこだわる必要はありません。

理系リーダーは、まず大方針の見える化をします。
目的、ゴール、スケジュール、課題、などの大方針を伝えて、あとはペースメーカーをするのが良いです。

思い込みやこだわりに囚われない

理系人間は、認知のゆがみに気をつける必要があります。

思い込みやこだわりが強かったり、どんなことにも白黒つけたいと思ったり、という特徴があります。

完璧主義やこだわりはメリットにもなりますが、リーダーの立場では、デメリットにもなります。
メンバーのこだわりを認める立場になり、自分の完璧主義を押し付けないようにしないといけないと思いました。

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