Mac OS XにHaskellの開発環境を構築してHello World

最近、関数型プログラミングの勉強を始めました。

読んでいる本

この本を読んでいます。
51C0LpV9lGL
関数プログラミング実践入門 ──簡潔で、正しいコードを書くために
この本のサンプルコードがHaskellで書かれていて、Haskellを試しながらでないと理解しきれないような気がしてきたので、Haskellを試せる環境を作ります。

Haskellプラットフォームのインスール

まずは開発環境を構築します。
Homebrewなどからもインスールできるようですが、OSX向けのパッケージがあるので、これを使います。ダウンロードは下記から。
Haskell Platform for Mac OS X
ダウンロードしたバージョンは、2014.2.0.0です。中に含まれているGHCのバージョンは7.8.3です。GHCというのは、Glasgow Haskell Compilerの略で、Haskellのコンパイラの一つです。
ダウンロードしたら、パッケージからインスールできます。
スクリーンショット 2015-01-02 22.23.20
これでとりあえずHaskellの開発をできる環境が整いました。

対話シェルでHello World

パッケージをインスールしたら、さっそくHello Worldしてみます。下記を参考にしました。
Haskell入門 5ステップ – HaskellWiki
まずは簡単に試せる対話シェルを起動してみます。対話シェルのコマンドはghciです。

$ ghci
GHCi, version 7.8.3: http://www.haskell.org/ghc/  :? for help
Loading package ghc-prim ... linking ... done.
Loading package integer-gmp ... linking ... done.
Loading package base ... linking ... done.
Prelude>

このPreludeと出ているプロンプトに、コマンドを打ち込みます。

Prelude> putStrLn "Hello World"
Hello World

Hello Worldが出力できました。

コンパイルしてHello World

今度は、main.hsというファイルに、Hello Worldのプログラムを記述して、コンパイルして実行してみます。
ソースコードは1行です。main関数を定義するものを書きます。

cat << EOT > main.hs
main = putStrLn "Hello World"
EOT

これをghcコマンドでコンパイルします。コンパイルした結果をhelloworldという実行ファイルに出力します。

$ ghc -o helloworld main.hs
[1 of 1] Compiling Main             ( main.hs, main.o )
Linking helloworld ...

これを実行すると、Hello Worldが出力されます。

$ ./helloworld
Hello World

これで、とりあえずHaskellを試せる環境ができました!

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