実験でアンテナについてプレゼンせねばならないので、その前にまとめておきます。
製作したアンテナはこちら。
その名をパラスタックアンテナというそうです。
アンテナらしいアンテナの形ですよね。
実はこの中のアンテナの部分は一部なんです。
この部分だけ。
これをダイポールアンテナとかいいます。
だから、この部分の長さを周波数に合わせてやります。
今回は422MHzだったので、35.5cmにしました。
このアンテナが電波を受信しやすいように補助してくれるのがまわりの導体です。
左から反射器、輻射器、導波器、導波器です。
これを付けたアンテナを、八木アンテナといいます。
こんな風に導波器を増やしてやると、アンテナ利得が上がります。たぶん。
増やせば増やすほど上がります。
でも、増やせば増やすほど利得の上がり方も小さくなってしまいます。
そのうえ、異常にでかくなります。
そこで、同じアンテナを2個並べたりするわけですが、今回はこうしました。
面倒だったので少し嘘のある絵だけど。
これをパラスタックアンテナと言うそうです。
アンテナ利得はかなり高いはず。
ちょこちょこ「アンテナ利得」という言葉を使ってきました。
でも、アンテナには電源がないです。
だから、トランジスタ回路の利得とは少し意味が違う。
エネルギー保存則を考えると、電波を増幅する機能はアンテナには無いはずです。
じゃあ、何なのかといえば、電波を一つにまとめる機能みたいな感じです。
つまり指向性です。
八木アンテナやパラスタックアンテナというのは鋭い指向性を持っています。
指向性の方向はこちら。
電波が来る方向とアンテナの向きが、ぴったり一致しないと電波が入らないです。
逆に「向きが合えば凄い」っていうのがこのアンテナです。
テレビの取扱説明書にアンテナの調整の仕方なんてのが書いてあります。
ミリメートル単位でアンテナを動かしながら受信レベルを上げていくという作業をするらしいです。
そのくらいちゃんと向きを合わせなければならないアンテナなのです。
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