STIを変えるとワイヤの引き幅が変わるので、ブレーキやディレーラーを変える必要が出てきます。
まずはフロントディレーラーを決めます。
SHIMANO T301 31.8 ダウンプル
31.8mmはバンドの径です。
これは、MTB用のコンポでもなく、コンフォートバイク用のコンポらしいです。
そういうわけで、当然流用できず。
フロントディレーラーには、まず装着方法で二つの規格があります。
「直付け式」と「バンド式」です。
直付けは、フレームにディレーラーを取りつける穴が必要です。
一方のバンド式は、フレームの太さを確認しなければなりません。
バンドの径の規格は3種類。
28.6mm、31.8mm、34.9mmです。
ESCAPEに直付けのディレーラーは装着できないので、「31.8mmに対応したバンド式」を選択する必要。
更に、フロントのギアが2枚か3枚かにも注意。
関係なさそうだけど、リアの10枚に対応できるかも確認する必要があります。
(1)105(FD-5603-B)
対応トップギア: 50T
最大キャパシティ: 20T(トリプル)
重量: 122g
価格: 3,903-
※FD-5600-Bはフロントギア2枚仕様、FD-5603-Fは直付け式
(2)ULTEGRA(FD-6603-B)
対応トップギア: 52T
最大キャパシティ: 22T(トリプル)
重量: 113g
価格: 4,976-
※FD-6600-Bはフロントギア2枚仕様、FD-6603-Fは直付け式
SORAとTIAGRAはそもそもリア10枚に対応してないので除外。
ここからは105とULTEGRAで比較していきます。
対応トップギアというのは、その名の通り、どのくらい大きいフロントギアまで扱えるかです。
最大キャパシティというのは、大きいギアと小さいギアの差がどこまで許容されるかです。
たとえば、105のクランクセットのギアは、50/39/30Tです。
つまり、トップギアが50Tで、キャパシティが20T。
ULTEGRAは52/39/30Tだから、トップギアが52Tで、キャパシティが22T。
まとめると、クランクが105なら、どちらのディレーラーも可。
クランクがULTEGRAなら、ディレーラーに105は不可。
そのことを考えると、ULTEGRAにしておいた方が後で救われるかも?
問題は、ESCAPEのクランクセットに使えるかどうかで。
標準のクランクは、28/38/48Tだから、トップ48T、キャパ20T。
つまり、どちらのディレーラーも可ということです。
・・・と、ここまで調べたところで、チェーンラインという規格が登場。
チェーンラインとは、フロントの真ん中のギアの位置のことです。
ESCAPE標準のフロントディレーラーのチェーンラインは47.5mm。
ここでも登場するMTB仕様。
ロードバイク用のフロントディレーラーのチェーンラインは45.0mmです。
2.5mm違うせいで、ギアがアウターに入らないとかっていう問題が生じるようです。
ここでクランクを変えるとBBも変えなきゃならなくなり、予算が・・・。
微調整すれば使えないこともないようなので、とりあえずはこのままで。
もしダメだったら、アウターを諦めるか、クランクを買います。
色々考えた結果、105を選択。
ULTEGRAのクランクは使えなくなるけど、どうせ予算的に買えないだろうし。
ちなみに、購入時はバンドの径にも注意です。
ESCAPEは31.8mm、たとえばRNC7は28.6mmです。
ただ、このふたつはディレーラーにアダプタが付属しているので問題なし。
34.9mmの径のものだけは別なのでそちらを買わないように。
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