広い意味でのギャンブルを考える時に、いつもこの図を頭に浮かべます。
ゼロサムゲームの場合の話です。
縦軸に時間をとっています。
白い線の交点がスタート地点です。
時間が経つにつれて、上に進んでいくわけです。
横軸は利益です。
右に行くほどプラス。
左にあるときはマイナスです。
プログラムによって何回もギャンブルをさせてみた結果が上の図です。
つまりランダムウォークですけれど。
この時は最終的に右に行ったのでプラスでした。
もう一度実行してみると。
残念ながら、マイナスでした。
もう一度。
今度は、プラス。
これは長期的に見れば、プラスでもマイナスでもないです。
両方を行ったり来たりするからです。
だからプラスになっている時に「勝ち逃げ」するのが賢い。
でもこれは主催者の利益がないギャンブルの場合の話です。
普通は、賭ければ賭けるほど損をして、縦軸は左に傾きます。
こんな風に運よく軸より右にきていたとしても、賭けるほどにマイナスになってしまいます。
勝ち逃げする前に取り返しのつかないマイナスになる確率が高いです。
プラスにするには、縦軸はせめて垂直に、できれば右に傾けたい。
だから、どうしたら軸を右に傾けれるかを考えるべきです。
宝くじは、なにも考えなくても軸は左に大きく傾いています。
しかも、軸を傾ける術はありません。
競馬、競艇、競輪は軸を動かすことはできるけど、右に傾けるのは難しいと思います。
・・・というわけで、だいたいの賭け事は賭ければ賭けるほど損をします。
分かりきってるけれど。
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