会社設立3年目、これまでの振り返りと宣言。

株式会社シロクは12月1日が設立日で、今月から3年目に入ります。
これまでの簡単な振り返りと、3年目の宣言のブログです。

ユーザーを集めることに集中した1年目
My365からの事業転換を模索した2年目
アプリ開発支援サービスに大幅転換
立て続けに開発支援ツールをリリース
まず目指すのは9月までに月商1億を達成すること
エンジニア募集！

ユーザーを集めることに集中した1年目

シロクは、サイバーエージェントの子会社として設立し、現在の取締役4人が学生時代に開発したMy365というアプリを事業譲渡する形でスタートしました。

My365
1年目は、収益は度外視で、必死にMy365の拡大に全力を尽くしました。この頃は、スタートアップ界隈でも「ユーザーを集めればマネタイズはなんとかなる」という楽観論が強くて、僕たちも同じような考えをもって事業運営をしていました。
結果としては、現在では300万DLを超え、ユーザーの規模はある程度集めることはできましたが、カメラアプリでは大きな収益を上げるビジネスモデルが構築できず、方向転換を迫られることになりました。

My365からの事業転換を模索した2年目

シロクとして2番目に立ち上げた事業は、アバターチャットサービスです。

ピプル
Amebaのブログからピグへの流れも参考にしながら、収益力の高いビジネスへの転換を狙っていました。
このサービスは、スマホ上でリアルタイムに空間を共有するという目的のために、低速で不安定なモバイル回線でも常時接続を維持するという技術的なチャレンジもしました。
My365での反省を生かしてユーザー課金型のビジネスモデルにしたため、ユーザーあたりの売上はそれなりの水準になりましたが、ユーザー規模の拡大に苦戦し、大きな売上を作ることはできませんでした。

アプリ開発支援サービスに大幅転換

更に事業転換を迫られることになって考え抜いた結果、B2Cサービスからは手を引き、サービスを運営したノウハウを活かしてアプリ開発を支援するB2Bサービスを運営するという決断をしました。
その第一弾が、プッシュ通知の配信・解析基盤であるGrowth Pushです。

Growth Push
このサービスは、ただプッシュ通知を配信するだけでなく、アプリ内のユーザーの行動や特性を活かして、プッシュ通知の効果を最大限に引き出すことを狙っています。
ユーザー行動に応じたセグメントの作成により柔軟な配信対象の絞り込みができたり、配信の効果を解析できたり、A/Bテストができたりします。プッシュ通知の配信と解析に特化して、今までなかったレベルの機能を提供するサービスになりました。

立て続けに開発支援ツールをリリース

Growth Pushのリリースにつづいて、第2弾サービスとして、アプリのテスト・デバッグの効率化ツールGrowth Debugをリリースしました。

Growth Debug
スマホアプリのテスト・デバッグは、かなり労働集約的な作業ですが、シロクの技術力を活かしてこれを効率化するツール群を提供していきます。
現在は、テスト項目を効率的に管理するツールや、テスト時のデバイスのログやリソース情報などを自動的にレポーティングするツールから提供を開始しています。今後は、同じ操作を自動で繰り返すツールや、たくさんの端末を一斉に操作するツールなどが加わり、今後スマホテストに欠かせないツールになっていくと考えています。

まず目指すのは9月までに月商1億を達成すること

今期は社内目標で「Growth 1億」を掲げて、期末で月商1億を目指すことにしました。
シロクは9月が決算期なので、今期も既に2ヶ月が経過していますが、残り10ヶ月で大きな成長をとげるシナリオを描いています。

Growthシリーズは、既に多くのお客様にご利用いただいていますが、全社的にこの事業に注力し、まずは導入いただいたアプリを飛躍させることで、シロクとしても大きく成長しようと考えています。
アプリ開発を圧倒的に効率化し、新規ユーザーの獲得、ユーザーの定着を促し、今まで以上の大きな収益が上げられるようなサービス群を提供していきます。