ボリューム

トランジスタの部分の前に。
この回路がどのように音量を調整しているかを説明します。

今まで全く触れていなかったけれど、オペアンプの前にも回路がありました。
この部分で音量の調整をしています。

この回路、「どのくらい増幅させるか」で音量を調整しているわけではないです。
オペアンプ回路の電圧増幅率は「6倍」と、もう決まっているからです。

実際には反対に「どのくらい減衰させるか」で音量を調整しています。

赤色部分を取り出すとこんな感じ。
入力電圧を2つの抵抗で分圧している回路です。

R1は、10kΩに固定されています。
R2は、0Ω~10kΩまで変化させられます。

これだけで、もう動作は理解できそうですが、一応。

ここに流れる電流を考えます。

だから、v(out)の電圧はというと。

結局、0倍~0.5倍まで調整できるわけです。
オペアンプの電圧増幅率が6倍だから、全体としては、0倍~3倍までの電圧にすることができます。

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