家庭用100V電源の制御

前回は、パソコンから出力される電力でもってLEDを光らせました。
LEDくらいなら消費電力が小さいのでそれでも十分です。

今回は、白熱電球を光らせます。
当然ですが、パソコンから出てくる数十mAの電流じゃ光りません。

そこで、少し複雑な構成。

細かい説明は省略しますが、以下のサイトを参考にさせていただいています。
パソコンのプリンタポートからAC100Vを制御

1.パラレルポート
2.バイポーラトランジスタ
3.リレー

という順番に、大きな電流を流せるスイッチング素子へバトンタッチしていきます。
それぞれに適した大きさの電源が必要なので、この回路には3つの電源があります。

1.パソコン内の電源→トランジスタを駆動
2.9V電池→リレーを駆動
3.100V電源→白熱電球を駆動

リレーとはこれ。
トランジスタと同じく電気的にスイッチングする素子だけど、その構造は凄くメカニカルです。

その構造を簡単に説明すると。
電磁石に電流を流すと磁石になります。
その磁石に引っ張られて、スイッチの端子が接続される・・・というもの。

写真の箱の中に、白い塊の電磁石と金属の接点が見えると思います。
実際にスイッチが動いて繋がったりするのが見えます。

リレーはトランジスタと違って、オンオフを制御する信号とスイッチ本体が独立してます。
だから、結構大きな電圧をかけても大丈夫!
このリレーの場合は、AC250Vまでいけます。

そういうわけで、このリレーを使うことで100Vの家庭用電源をオンオフできます。

動画にも挑戦してみました。
携帯カメラなので画質が残念ですが・・・。

電球を2秒間隔で点滅させるようにプログラムしてあります。

電球が着いたり消えたりするときに、カチッカチッという音がします。
これはリレーの接点が電磁石によって動く音です。
結構凄い音・・・。

これを応用すれば、家中の家電をパソコンでオンオフできます!

コメント

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